青いバミューダに黄色い花を!

ジョンレノンがダブルファンタジーに出会ったバミューダ植物園。今ここに黄色い花を咲かせたいのだ!

Flower

バミューダ特派員レポート(その5)


皆様こんにちは♪容子です(^-^*)

可憐なイボンヌの写真で一息ついていただいた後は、さぁ、いよいよ、現実へ戻ります。そうです、“検疫”のお話です。前回の球根輸出の時にお世話になったラボ(Department of Environmental Protection 内の Plant Protection Laboratory)のキンバリーさん、憶えていらっしゃいますか…?とても親身になって色々とお骨折りくださったステキな方です。

今回も、球根の検疫問題に関してはキンバリーさんのお助けなくしては何も進みませんので、佐知子さんに、ご挨拶がてら、以下の件を質問して来てくださるようにお願いしました。

  1. 今回の球根は、出所が“皆様のお庭”なので、“個人から個人へのプレゼント”として“手荷物”で持ち込む場合、“個人消費用の少量の植物”との扱いで簡易な緩和措置があるのかどうか、それとも、以前行ったような大掛かりな検疫手続きが必要なのかどうか
  2. “個人から個人へのプレゼント”でも、“Nematode Analysis Report(線虫分析レポート)”、“Permit to Import Plant Material(植物輸入許可証)”、“Phytosanitary Certificate(植物検疫証明書)”の三種の書類全てが必要になるのか
  3. “個人から個人へのプレゼント”でも、前回と同じく、“線虫分析レポートをバミューダ政府に提出”⇒“提出した線虫分析レポートをバミューダ政府が満足のいくものと判断すれば輸入許可書を発行”⇒“その輸入許可書を受けて日本政府(検疫所)は植物検疫証明書を発行”⇒“輸出OK”…という手続きを全て踏まなければならないのか

…で、以下はその結果です。ちょっとショック…かなo(-_-;*)

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真吾さん、ファンタジスタの皆さま、すっかりご報告が遅くなり申し訳ございません。日本も暖かくなり桜前線急上昇、フリージアも満開と伺いました。

先日、Department of Environmental Protection 内の Plant Protection Laboratory を訪ね、皆さんご存知のキンバリーさんにお会いすることが出来ました。

キンバリーさん、髪の毛をバッサリ切られてベリーショートになっていらっしゃいました。少しお痩せになったかもしれません。

で、何をしに伺ったかというと・・・

球根を、“個人から個人へのプレゼント”として、“手荷物”で持ち込む場合、以前行ったような大掛かりな検疫手続きが必要なのかどうか、それとも、“個人消費用の少 量の植物”との扱いで簡易な緩和措置があるのかどうか(by容子さん)を調べるためです。

結論ですが、一切緩和措置はない!がーん)ということでした。

“Nematode Analysis Report(線虫分析レポート)”、“Permit to Import Plant Material(植物輸入許可証)”、“Phytosanitary Certificate(植物検疫証明書)”の三種の書類全てが必要で、

  1. 線虫分析レポートをバミューダ政府に提出
  2. 提出した線虫分析レポートをバミューダ政府が満足のいくものと判断すれば輸入許可書を発行
  3. その輸入許可書を受けて日本政府(検疫所)は植物検疫証明書を発行
  4. 輸出OK

…という手続きを全て踏まなければならないそうです。

今回は前回の実績があるし、さらに同じ業者さんを使えば早く許可が下りると思うわよ、とのことでしたが、球根1個から同じ手続きが必要とのことでした。

植物園やナーセリー、プロの園芸家からのものは比較的簡単に許可が下りるけれど、一般の趣味の園芸家からのものは時間が掛かるかもしれない、と仰っていました。

例えば、私の母が育てた球根を、私がバミューダの自宅の庭に植える際にも同じ手続きが必要で、案外そういう個人レベルのものは面倒よ、とのことでした。

そして、手荷物で持ち込んだ場合、バミューダの空港でいったん当局に回収され、後日キンバリーさん達 Department of Environmental Protection に渡ったのち、最終的に私がキンバリーさんの所まで取りに行くことになるそうです。ややこしい〜。

そうそう、ダブルファンタジーラビリンス、造園は秋に延期になりそうです。リチャードソンさん、アグリカルチャーショーを目前に控え、この春はもう全く余裕がなさそうです。会議に次ぐ会議とショーの準備で息つく暇も無い、といった感じ。というわけで、フリージアsmileプロジェクトで送られた球根がラビリンスの初代として花開くわけですね。素敵です。

色についてはまだリチャードソンさんにお伝え出来ていませんが、アグリカルチャーショーが終わったら、皆さんから色とりどりのフリージアの球根が送られてくることをお話したいと思います。

イボンヌレポート3  ~ 3月下旬 ~

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3月下旬

ビジターセンターの入口は、午前中は日陰になって暗いのですが、黄色いフリージアのおかげでぱっと明るくなりました。

右手の花壇

右手の花壇

左手の花壇

左手の花壇

イボンヌレポート2  ~ 3月中旬 ~

ビジターセンターに訪れる人々を出迎えるように咲いています

3月中旬

ビジターセンターに訪れる人々を出迎えるように咲いています。

 

右手の花壇 すみません、うちの息子がどうしても一緒に撮りたいと・・・

右手の花壇
すみません、うちの息子がどうしても一緒に撮りたいと・・・

 

 

後ろ姿

後ろ姿

 

 

 

左手の花壇

左手の花壇

新しい蕾が続々と・・・

新しい蕾が続々と・・・

イボンヌレポート1  ~ 3月初旬 ~

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)
佐知子さんから、イボンヌの近況が届きました。

このサイトも、最近は急展開気味でしたが、ちょっと一息つきましょうか…。

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1-130326_1_23月初旬、ビジターセンター入口の両脇に黄色いポツンとしたイボンヌが遠見でも分かるようになりました。

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右手の花壇

 

 

 

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遅れて咲き始めた左手の花壇

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フリージアsmileプロジェクト

日本のフリージアの父、八丈島の「山下忠弘さん」から毎年ステキな切り花が届きます。

まだ冬枯れた八ヶ岳の雑木林に春の香りがいっぱいに広がるのですよ。

つい笑顔がこぼれてしまう♪

やっぱりいいものだなぁ~花は!

 

もちろん「花そのもの」もいいのだけど「花を真ん中にした人と人の出会い」にしみじみします。

このブログでつながっているみんなとの縁も、僕の人生を相当豊かにしてくれています。

 

みんなと黄色いフリージアで知り合えたことに感激!

そしてその縁がどんどん広がっていくことに感動!

ついには庭のフリージアが海を超えることになりそうなのだから「花の神様」の采配に感謝!

 

どうやら容子さんの素晴らしい企画に少々ボクは興奮気味かな。。。

13031901

さて、みんなで考えている「花の色」についてです。

ステキなコメントを読ませて頂きながら決めましたよ!

バミューダに送るフリージアの色を決めましたよ!

 

「たくさんの色のフリージアを送りましょ♫」

 

想いのこもった花は人を笑顔にする、とは最初に書いた通り。

何色だっていいのです。

そのかわり「世界の誰かを笑顔に!」の想いを球根に込めてくださいな。

自分なりの「Love」をこめるんだ♪

 

それはきっとジョンレノンがラストアルバム「ダブルファンタジー」に託した想いに違いないでしょ!

 

バミューダでの植え方についてはみんなからグッドアイデアが出ていましたね。

黄色をメインにほかの色がそれを取り囲む、って。

すごくいい。

でもこれについてはファンタジスタのリチャードソンさんに託しましょうか。

彼こそがこのラビリンス花壇の第2の主役なのですから。

そうそう、佐知子さんにも大いに力を借りなければいけないな。

 

みんなの家に咲く宝物のフリージアたち。。。

いや、探して「買ってきた」球根だっていいと思うよ。

自分なりの「Love」な想いを込めればね。

 

そんな球根を・・・

 

遠くバミューダで咲かせましょう!

青い海と青い空を舞台に咲かせましょう!

そしてそこを訪れた世界中の人を笑顔にしてしまいましょう!

 

あぁ考えただけで笑顔になるよ。

 

さぁ!「フリージアsmileプロジェクト」のはじまりだよヽ(^o^)丿

 

やぎゅうしんご。

フリージア・プロジェクト

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)

早いもので、もう3月に入りましたね。皆様のフリージアの成長具合はいかがでしょうか…?

実は、年末に佐知子さんが特派員に就任されてからずっと、皆様が育てていらっしゃるフリージアの球根をバミューダに送ることができたらステキだな…なんてことを考えていました。そして今、その“妄想”を“現実”にしようと企んでいます…

ということで、今、ご自宅で成長中のフリージアが開花して花が終わって6月に堀り上げたら、バミューダへ里子に出してくださる方、いらっしゃいませんか…?

ハイ、勘のスルドイ方はもうお気づきかと思いますが、スミマセン、“スイセン・プロジェクト”をパクりました(汗)。そして、今回のプロジェクト名は…“フリージア・プロジェクト”!!真吾さん命名です!ヽ(=´▽`=)ノ

お察しの通り、球根をバミューダへ入国させるには、“検疫”という問題が立ちはだかっています。でも今回は、バミューダサイドの佐知子さんはじめ、日本サイドでも、真吾さん&Lin Dioさん&sueさんの御三人様から成る“検疫チーム”がスタンバってくれていますのでとても心強いです♪前回、種子島の清水さんから球根を輸入した際には、検疫に万単位の費用が掛かりました。でも今回は、「“個人から個人へのプレゼント”として、“個人消費用の少 量の植物”との扱いで簡易&安価な緩和措置があるか否か…を調べてみる価値はあるね」と、Lin Dioさんがご提案くださり、今、佐知子さんが調査中です。また、どちらのタイプの費用が掛かるにせよ、以前行った二度のイベントで皆様からいただいた募金で賄えるのでは?…という意見もあり、この件については、現在、真吾さんが確認してくださっています。

以下には、このプロジェクトの大まかな流れ(予定)をまとめてみました:

皆様のご自宅でフリージアを開花させ、花後は球根を肥らせていただく

6月に堀り上げてLin Dioさん宅へ郵送

検疫手続き

8月に八ヶ岳倶楽部にて佐知子さんへ手渡し(手荷物として持込みます)

秋、リチャードソンさんと佐知子さんがバミューダで植え付け

春、“ダブル・ファンタジー・ラビリンス”で皆様のフリージアが開花♪

どうですか~?皆様の妄想力がかき立てられましたでしょうかぁ~?リチャードソンさんの夢の“ダブル・ファンタジー・ラビリンス”を彩るのが皆様のお宅から旅立ったフリージア…って、ステキじゃないですかぁ~?で、そうなんですね~、佐知子さん、8月に里帰りされるんですね~、会いたい方はチャンスかも~♪( ̄¬ ̄*)

このプロジェクトには、できるだけたくさんの皆様に参加していただきたいのですが、ここで一つ、お伺いしたいことがあります。バミューダに送るフリージアの色についてです。そもそもこのサイトの題名自体、“青いバミューダに黄色い花を!”なので黄色に限定するか、それとも、できるだけ多くの球根を集めるために何色でも受け付けることにするか皆様のご意見を募集中です。“スイセン・プロジェクト”の時は、ご自宅にスイセンをお持ちでない方は球根を購入することも可能でしたのでたくさん集まりましたが、今回、フリージアの場合、球根が園芸店に出回る時期が9月頃になってしまうため、6月の検疫には間に合わず、皆様がお持ちのものだけで調達する他に は道がない…という実情もどうぞお考えください。ご参考までに、真吾さんは以下のように仰っています。

集める球根ですが・・・やっぱり黄色がいいような気がするのだけど・・・
何といっても「ジョンレノンと黄色い花」だからね。
黄色の品種であればほぼすべてファンタジーの血を受け継いでいると言ってもいいように思います。
つまり子孫ということ。
説得力があるのでは!
どうかなぁ?

確かに他の色も受け付ければ参加しやすいし、数も集まるとは思うのですが。。。

いや!
考えすぎかもしれない。
フリージアであればいいような気もしてきた!

 

ごめん、ちょっと整理がつかないや。
みんなで考えてみよ♪

…とのことですので(笑)、さぁ、一緒に考えましょう♪皆様のご意見を、このページのコメント欄にてお聞かせください(^-^*)

あ、それから、もしも、“何色でもOK”という結果になった場合のために、花が咲いたら、どれが何色の子か…の印をしっかり付けておいてくださいね(o^-‘)b

最後になりましたが、今回の写真は、2008年にリチャードソンさんと一緒に植えた“イボンヌ”の近況です。なんと、あれから5シーズン目なんですね(驚)!それなのに、植えっぱなしでまだ元気っ(嬉)!佐知子さんによると、最近、この場所はニワトリさんのお座り場所になっているということですが(汗)、それでもちゃんと開花を始めているようで安心しました~ヾ(;´▽`A“

まず遠見の写真から。 分かり難いですが、左手の花壇の真ん中に蕾をつけた茎が伸びているのが見えます。 右側の花壇はすでに開花し始めてました。

 

クローズアップ

雨上がりの空をバックにもう一枚

バミューダ特派員レポート(その4)

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)
佐知子さんから、“ダブル・ファンタジー・ラビリンス構想”の続編が届きました。
写真で実際の風景を見せていただくと、イメージがどんどん膨らみますねっ!ヽ(*^^*)ノ

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前回、ダブル・ファンタジー・ラビリンスの構想についてお伝えしましたが、今回はその具体的な場所についてお伝えしようと思います。
容子さんが、インタビューを敢行した、ビジターセンターのテラスから真下に見下ろせる丘の斜面が予定地です。
ガーデンツアーの待ち合わせ場所から、レンガ作りの小径を抜け……

ビジターセンターを左手に芝生の丘を下っていくと、舗装道の手前に大きな木が見え、その手前の斜面に、ハイビスカスに囲まれた「bulb border」エリアがあります。

もともと球根系の植物を植えている場所だそうで、そこがそのまま予定地になります。

花壇を造成するにあたっては、ハイビスカスが邪魔になるので、全部引っこ抜いて植物園内にある「Hibiscus collection」エリアに移してしまう予定だそうです。

この場所では、大きな木が朝~昼過ぎまで木陰を作り、5月以降の照りつけるような夏の日差しを遮ってくれるそうです。土壌も球根系の植物用に作られているそうで、最適な場所なんだとか。

斜面に花壇を作るのは難しいのではないか、との意見も出ているそうですが、「それは大したことじゃない、植物を分かってない人間が言うことだ」と断言していました。
今はまだハイビスカスが堂々と植えられていて、その周りに球根系植物がチラホラと咲いている感じですが、リチャードソンさん の話だと、来月辺りに大掛かりな造園がなされるはずですので、その様子は逐一ご報告しようと思っています。

動きがありましたら、またご報告致します!

バミューダ特派員レポート(その3)

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皆様こんにちは♪容子です(^-^*)
ダブル・ファンタジー・ラビリンス”について、レポート完結編が佐知子さんから届きました。いよいよその全貌が明らかになりますよ~!リチャードソンさん、こんなこと考えてたんだぁ…。最後の方の、“他力本願的妄想”には爆笑しましたけど(笑)。真吾さん、「記念碑がクルクル」って、大丈夫ですか?できますか…?(*^m^*)
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リチャードソンさんの事務所があるビジターセンターの入り口。この両サイドの花壇に容子さんがイボンヌを植えています。

皆さんもその名前は以前からご存知の、“ダブル・ファンタジー・ラビリンス”は、リチャードソンさんの中で長年温められてきた夢の花壇です。

リチャードソンさん曰く、長い漂流の末にバミューダに辿り着き、ようやく迷宮から抜け出したように、新しいアルバム「ダブル・ファンタジー」を書き上げたジョン・レノン。

彼がバミューダに至るまでの長い年月と、物理的な距離、くぐり抜けた精神的な葛藤を表すために、花壇内の道は迷路のように入り組んでいるそうです。

花壇全体は円形で、左右に出入り口があり、円を描くように左右からの道が入り組み、やがて花壇の真ん中に導かれます。真ん中はひらけていて、ジョンが心身共にようやく辿り着いた場所を表しています。真ん中には、もちろん黄色いフリージア(出来ればフローリアン)と、あのバミューダシーダの記念碑が置かれる予定です。外側にはフリージアだけでなく、当時ジョンが見たと思われる球根系の植物が配置されるそうです。

ここから先は、はっきり言って、リチャードソンさんの妄想ですが、見にきた人が記念碑に近付くと、「ダブル・ファンタジー」の曲(著作権が絡むならオルゴールでもよい、とのこと)が流れ出し、バミューダシーダの記念碑がクルクル回り出す・・・らしいです。そうなったら素敵だよね!と目をキラキラ輝かせていました。

え、曲? ヨーコ・オノは著作権に厳しいから実現するのは難しそうだけど、僕達にもヨーコ(容子さん)がいるからね、ヨーコ同士ってことで、容子が何とかしてくれるんじゃないかって期待してるんだ(笑)

え、記念碑をクルクル回す方法? そういう細かい緻密な作業は日本人が得意だろ? 真吾さんが何とかしてくれないかな?

最後の他力本願な構想(妄想?)はともかく、ダブル・ファンタジー・ラビリンスは今年、必ず完成するそうです(植え付けの時期が遅れている気がするのは私だけ?)。

次回は、ダブル・ファンタジー・ラビリンスの予定地を撮影して来ましたので、写真とともにお伝えしようと思います。

容子さんがリチャードソンさんとリンさんにインタビューを行ったテラス。

バミューダ特派員レポート(その2)

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皆様こんにちは♪容子です。佐知子さんからレポートが届きました(^-^*)
この写真、懐かしいですね。これは、あんずのえださん製作のものかな…?
いよいよ、この時にナゾだった“ダブル・ファンタジー・ラビリンス”の正体が明かされそうな気配…?
もぉ~、佐知子さん、引っ張るなぁ~(笑)!早く教えて~っ!(>▽<;;
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さて、前回、リチャードソンさんがファンタジスタの皆さんのことをずっと気に掛けていた、ということをお伝えしましたが、今回はその具体的な内容についてレポートしたいと思います。

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リチャードソンさんの事務所に向かう道すがら、「このテラスで容子さんとビデオ撮ったんだ~」とか「ここにダブル・ファンタジー・ラビリンスっていう名前の花壇を作るんだ~」とか「あれがやっと手に入れた専属のスタッフだよ~」などと色々説明しながら園内をぐるっと回ってくれました。

容子さんがバミューダを去ってからこの2年、スタッフ間の人間関係には本当に苦労したようです。でも「植物を好きな人間に悪いヤツはいないし、そ もそも人間は植物の魅力に抗えないからね、最後には上手くおさまるのさ」と笑っていました。今はベストメンバーで働けていると、嬉しそうに語ってくれました。

ただ、フローリアンの花壇を未だ実現出来ずにいることは、とても残念に思っていたらしく、今年はスタッフも揃ったことだし、ファンタジスタの皆に早く良い報告がしたいと意気込んでいました。

シンゴ、元気にしてるかな? 球根の輸入のために尽力してくれた人達は元気かな? シームズ(清水さん?)やスー(sueさん?)や%@#$£@&(よく聞き取れず)はどうしてる? オースティンは大きくなった?と皆さんの名前を憶えていて、次々に質問されました。私が、残念ながら容子さんとオースティンにしか会ったことないのよ、と伝えると、次に日本に帰ったらぜひ皆に会ってよろしく言っておいてね、と言われました(笑)

さて、ここで驚きの事実を。皆さんもご存知の、昨年バミューダで行われたジョン・レノン・トリビュートの企画は、もともとリチャードソンさんとマスターワークスの方(容子さんが記念碑の作成の時にお会いしてますね)との会話がきっかけだそうで、リチャードソンさん曰く「あいつらが僕達ファンタジスタの計画を横取りしちゃったんだよ」とのこと。日本のファンタジスタと一緒に花壇を作って記念碑を置くという話に「それいい案だよね! 僕達も何かしようかな」と言われ、あれよあれよと言う間に話が大きくなっていったそうです。

ジョンが来島してから32年という中途半端な年ながらイベントが盛大に行われたのは、来島30年目の年に、ファンタジスタの皆さんがフローリアンの花壇を作る計画を立てたのがきっかけだった、ということのようです。「ラビリンスという名の花壇が2013年春には完成するから1年待てって言ったんだけど、待ってくれなかった・・・」というようなことを悲しそうに話していました。

昨秋には、記念コンサートの開催がボタニカルガーデン内であり、トリビュートアルバム(オノヨーコやバミューダ所縁のミュージシャンが参加)の発売もあったようですが、所謂「植物園」はすっかり置いていかれたようで す・・・ (T_T)

最後に、案内されたリチャードソンさんの事務所で見付けた素敵なもの、写真におさめましまので、お送り致します。2013年のカレンダーに挿さっていました。

さて、次回は、先ほどチラッと触れた「ダブル・ファンタジー・ラビリンス」の具体的な構想について取材しましたので、詳しくお伝えしたいと思います。

「リチャードソンさんの事務所で見付けた素敵なもの」をクローズアップすると……

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すっごいスクープ

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)

前回の“序章”で触れました、佐知子さんからの“すっごいスクープ”をいよいよお届けします( ´艸`)

連絡がつきにくいことで有名な(?)リチャードソンさんに、佐知子さんは、いとも簡単に会うことができてしまったんですね~
しかも、いきなり、ミッションの“一つ目”完了です。これはもう、お空の上の誰かさんがアレンジしたとしか思えないっ!?\(;゚∇゚)/

…ということで、以下、佐知子さんのレポートをお楽しみください♪

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特派員就任のご挨拶を書き上げた翌日、リチャードソンさんとのアポをとるべく植物園に向かいました。容子さんか ら連絡の取り難さについては聞かされていたので、今回は植物園を全部回って、リチャードソンさんの仕事ぶりを拝見できればヨシとしよう、くらいの気持ちで向かいました。

まずは3年前と比較して格段に整備されている植物園にびっくり。働いているスタッフも心なしか多いような気がします。ふとその中に、見慣れたターバンを巻いたヒゲの男性が、携帯電話で話をしながら忙しなく動き回っているのが見えました。

この忙しそうな感じといい、風貌といい、間違いない! 電話を切った彼にすかさず声を掛けました。

容子さんの友人で、ファンタジスタの特派員ですと告げると、満面の笑みで、ようこそバミューダへ! と答えてくれました。記念碑のことに触れると、ファンタジスタの皆にずっと見せたかったんだよ、これから写真取りにきてよ、とすぐ事務所に案内してくれました。

彼の部屋のデスクの真ん前に、それは大切に置かれてありました。ガラスケースに少し埃が積もってましたが、リチャードソンさんがきれいに拭いてくれました。

記念碑には残念ながら、容子さんが発注した文言は書いてありませんでした。でも、ガラスカバーを開けたら、バミューダシーダの良い香りが部屋いっぱいに広がって、そのスピリットは感じられた気がしました。

リチャードソンさんは、僕も久しぶりにケースから出したけど、この記念碑は最高だよ!と満足そうでした。

すべてのパーツは、釘などは使わずに、 背景の板の小さな穴に、背部の突起を埋め込んで取り付けてあり、取り外し可能でした。

文字はすべて、貝で細工してありました。

リチャードソンさん、日本のファンタジスタの皆さんのことは、ずっと気に掛けていたようで、その後、厳しい環境のなか孤軍奮闘していること、ジョン・レノンとダブル・ファンタジーへの愛を熱く語ってくれました。

次回は、その語ってくれた内容についてお伝えしたいと思います。

以上