青いバミューダに黄色い花を!

ジョンレノンがダブルファンタジーに出会ったバミューダ植物園。今ここに黄色い花を咲かせたいのだ!

Flower

Archive for 6月, 2013

球根送付要項

 

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)

大変お待たせ致しました。日本側実行班(真吾さん・Lin Dioさん・sueさん)のご尽力の結果、応募要項がまとまり、いよいよ、“Freesia Smile Project”の球根募集のはこびとなりました。

このプロジェクトは、3月に発動を宣言してから、なぜかずっと沈黙…で、なぜ?と思っていらっしゃった方も少なくないとお察ししますが、この数ヶ月間は、“プロではない、一般家庭から採取した球根を検疫にかける”という難問をクリアするため、sueさんが、毎日のように、熱心に、高館さんや神戸防疫所、門司防疫所に何度も何度もお電話して相談してくださっていました。前回、2010年に清水さんの球根を輸出した経緯から、検疫そのものの大変さは皆様もご存知の通りですが、今回は、“一般家庭からの球根を送る”というとに対して、以下のような厳しい条件が立ちはだかっていました。

1.検疫は産地別、かつ 、種類別に受けなければならない
2.生産されてから2年以下の若い球根のみ受付可能

まず、“1”については、一般家庭からやってくる球根ではそんな情報は分からないのでは…?“2”についても、“2年以下”なんて事実をどうやって証明するんでしょう…と、私たち、悩みました。Lin Dioさんとsueさんと私の間で数え切れないほどの数のメールが行き来して、アイディアを出し合い、協議を重ね、悩んで悩んで…でも、そこからがsueさんのすごいところでした。

以下は、そのsueさんが、高館さん、神戸防疫所と門司防疫所に相談&質問を重ねて導き出してくださった結果の応募要領です。これをお読みになった上で、ご賛同いただき、球根を寄付していただける方は、このページのコメント欄にてその旨お知らせください。追って、Lin Dioさんから、送り先をお知らせするメールが届きます(*^-^*)

 

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長々とお待たせいたしました。ただ今、神戸植物防疫所からお返事いただきましたのでご報告いたします。門司植物防疫所と親切にタッグを組んで下さって、前回2010年に清水さんからバミューダへ輸出して戴いた書類を精査した上で色々と検討して下さいました。

「2年以下の若い球根」(この世に生まれて2年以内)というところが今回の一般からの輸出にあたってネックになっておりましたが、前回清水さんの場合は産地と品種が統一されていてプロということで信用があったのですが、今回は一般からの球根を(産地バラバラ&品種バラバラ)で全国から集めるという厳しい条件をかかえてバミューダ政府のパーミットに答えなければいけない難題をかかえております。

担当のかたのお話では「一般からの輸出は例がありませんので・・・」というところから出発したこのプロジェクト、ようやくスタート地点に辿り着きました。

「2年以下の若い球根」についてこの部分を証明するには、素人の育てた球根で(産地バラバラ&品種バラバラ)の条件では“木子”を輸出するという条件で勝負するしか方法がないという所に辿りつきました。植物防疫所の担当の方が上司と相談の結果ようやくGOサインを出して下さいました。

GOサインが出るまで随分時間がかかりましたが、素人がそれぞれ自由に育てた球根を特にパーミットの条件の厳しいバミューダに輸出するために線虫検査を受けられるところまで色々と親切に相談に乗って下さって取りあえずホッとしております。

“木子”を輸出すると取りあえず仮定した場合、皆さんから送って頂くためのアドバイスを高舘さんから頂きました。輸出にあたって線虫検査を受けるために注意点を教えていただきました。(木子でも小ぶりですが花が咲きますので大丈夫です)

皆さんへの「木子の球根の洗浄&郵送」のプロセス

まず、輸出用の球根の品種についてですが、ピンクと紫系(ハネムーンなど)は病気を持ってる可能性が高いのである程度品種を絞った方が無難とのことです。クリーム色、黄色、白色くらいがいいのではとのアドバイスです。(木子については白くて皮が付いていないか、あるいは薄い皮のフレッシュな球根です)

1・・今年掘上げた親球根のそばに生まれた子供の球根(木子)を親株から離して大きさを選びます。(すでに掘上げている方は再度洗浄をお願いします。ここが肝心!)
“木子”の大きさ・・・直径1センチ以上を選んで下さい。
品種ごとに分けて下さい・・・ここが肝心!

2・・選んだ球根をザルに入れて土が無くなるまで水道の蛇口の水を出しっぱなしにして流水で優しく洗う。(たまった水で洗うと土やネダニが付着する可能性があります)

3・・洗った球根を新聞紙などの紙に優しく包んで水気をふき取ります
水気をふき取った球根をネットに入れて風とおしのいい直射日光の当たらないところで丁寧に1週間くらい乾燥します
(梅雨どきですのでカビが発生しやすいので、ザルに入れて、扇風機をつけている時は首ふりの状態で扇風機にあてると球根がキュッとしまって一番いい方法です。)

4・・乾燥した“木子”をそれぞれ白いティッシュペーパーの上に置いて並べて下さい。
コロコロところがして、茶色っぽい小さなゴミのような虫が球根の中から1匹でも出てきたらネダニですのでその球根は破棄して下さい
肉眼でよぉーく観察して下さい。

5・・いよいよ乾燥した“木子”を郵送して頂くにあたってのお願いです。
“木子”がつぶれないように工夫してお菓子の空き箱などに、新聞紙あるいは紙をクシャクシャと丸めてクッション材にして包むようにして郵送お願いいたします。
カビの発生も防ぐことができます。(プチプチなどのビニール系は呼吸が出来ないので避けて下さい
品種ごとに分けて品種の名前がわかれ ば名前を書いて、品種名がわからなければ色を書いて、それぞれ紙にくるんで箱に入れて下さい。
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…以上、sueさんからでした。今回は、「2年以下の若いもの」という条件をクリアーするため、“木子”限定とさせていただくことになり、親株だけを準備してくださっていた方には申し訳ない結果になってしまい、謹んでお詫び申し上げます。

一方、“木子”を用意していただける方は、上記の要領で洗浄&乾燥し、Lin Dioさんご指定の住所へ、7月10日(水)の締切日までにお送りください。郵送していただく木子の数は何球でもOKです。なかなか厳しい条件となってしまいましたが、できるだけたくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

ご質問等も、このページのコメント欄で受け付けております。万が一、こちらのコメント欄がうまく機能しない場合は、関心空間かfacebookにてお知らせください。それでは、以上…宜しくお願いしま~す!(^o^)/

 

バミューダ特派員レポート(その6)

皆様こんにちは♪容子です(^-^*)

佐知子さんから久々のレポート…そしてまたまたスクープです( ̄m ̄* )

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真吾さん、ファンタジスタの皆さん、大変ご無沙汰をしております。久々のバミューダ特派員レポートです。先週、偶然とある人にお会い出来たのでご報告します。

その日は、息子が学校の帰りに何故だかどうしても植物園に行きたいと言い出して、急遽立ち寄りました。ビジターセンターで休憩していたところ、「突然失礼!不躾かもしれないけれど、あなた、私の友達の友達だと思うの」と年輩の女性から声を掛けられました。

そうです、リンさんです。私もお顔を拝見してすぐリンさんだと気が付いて「そうです!容子さんの友人です!」「あーやっぱり!よかった!日本人親子だなって思ったんだけど、日本人家族も何組かいるでしょ?人違いだと困るなと思ってちょっと躊躇したのよね(笑)」なんて仰っていました。

記念に写真を撮らせてもらいました。「せっかく撮るなら、容子がインタビューしてくれた場所がいいわよね?」と言って、テラスで撮影したのですが、リンさんにとっても、あのインタビューは思い出深い出来事のようです。

「そういえば、少し前に日本から観光客が来たのよ。日本に25年住んでいるというアメリカ人だったんだけど、ジョンレノンの大大大ファンで、この植物園をぜひ見たいって訪れたの。残念ながらフリージアは咲いてなかったけど。日本のジョンレノンミュージアムも閉館前に行ったことがあるって言ってたわ。何だか私のことも知ってる風だった。インタビューを見たのかもしれないわね。私、日本では有名人なのかしら?(笑)」なんて仰っていました。

ちなみに、リンさん、この3年で頑張ってダイエットしたそうです。「これでも随分健康的な体になったのよ!」と仰っていました。足取りも軽やかでしたよ。

「ファンタジスタの皆さんは元気?また球根をこちらへ送るプロジェクトが進行中なんでしょ? 楽しみよね。今度は上手くいくといいわね!皆さんにもよろしくね。」

インタビューの時は緊張されていたんでしょうね、実際お会いしてみたら、想像よりも明るくフレンドリーで、お喋りの楽しい素敵な方でした。

ではまた!

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不自然に下からのアングルなのは、息子が撮ったからです。すみません!